【要約メモ】本多静六 私の財産告白

書籍

私が資産形成をはじめるにあたって、指針となった書籍「本多静六 私の財産告白」について紹介します。

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幸福とは

人生即ち努力。努力即ち幸福

・各自、自分自身の努力と修養によって勝ち得られ、感じられるもので、教育・財産だけでは達成できない。

・世間で最も大切なものは、一生涯絶えざる、精進向上の気概、努力奮闘の精神であり、それを生活習慣に十分染み込まることである。

・職業を道楽化する方法はただ一つ、努力の他にない。

子孫の幸福とは

・定年後、「人並外れた大財産や名誉の位置は幸福そのものではない。身のため子孫のため有害無益である」と悟る。

・子孫を本当に幸福ならしめるには、その子孫を自由奔放に努力しやすいように教育し、早くから努力の習慣を与え、かつ出来る限り努力の必要な境遇に立たしめることである。

・よって財産処分は、必要による最小限度の財産はだけを残し、後は匿名で寄付とし、再び簡素な生活に戻った。

本多式「四分の一」貯金=通常収入1/4+臨時収入10/10

・財産を作ることの根幹は、やはり勤倹貯蓄だ。その額がある程度に達したら、他の有利な事業に投資するがよい。

・貯金生活を続ける上での一番の障りは、虚栄心である。一切の見栄をなくし、より安全・健全な生活をしようとするならば、一歩引いた暮らしから出発する。

・まずは家計簿をつける生活をはじめること。

副業について

・本職に差し支えない限り、本職のためになる、勉強になるアルバイトに努めること。何でも働けるだけ働き抜く。(現代の副職)

・本業以外の活動は、決して本業に支障がでないところを限度とする。いついかなる時も、本業第一たるべきこと。→副業の戒め

本多式投資法

  • 重要な処世信条として、何事にも「時節を待つ」こと。焦らず、怠らず、時がくるのを待つ。
  • 常に多方面に目を配り、無理にわたらぬ限りで多方面に投資する(分散投資)。
  • 好景気時代には勤倹貯蓄(モノ〈お金)を、不景気時代には思い切った投資(モノ〉お金を)を、時期を逸せず巧みに繰り返すこと。

二割利食い、十割益半分返し

二割利食い

1、ある株を買う前に、いつもその全部の買受金を用意する
2、買付けは取引が容易な先物を選ぶ。(いかに値下がりしても、全部の買受金が用意してあるから、ビクともしない)
3、引き取り期限のくる前に思いがけぬ値上がりがあった場合は、二割益のところで利食い転売する。それ以上は手を出さない。
4、二割の益金を元に加えて銀行定期に預けなおす
→二割の益を加えれば、銀行預金でも、株式利回りを上回ることになる。

十割益半分返し

一旦引き取った株が、長い年月の間に二倍以上に騰貴又は値下がりした場合は、無理のない持ち株だからいつまでも持ち続ける。従って絶対に損はしないーその時はまず手持ちの半分を必ず売り放つ。
◎つまり投資の元金だけを預金に戻して確保する。従って、後の残った株は全くタダとなる。タダの株ならば暴落しても損のしようがない。
→元金確保する!

お金と世渡り

・節倹とは、出すべきものはチャンと出し、義理人情も立派に尽くすが、自分に対しては、足るを知り、分に安んじ、一切の無駄を排して自己を抑制する生活を指す。

・身分不相応な贅沢な暮らし・投機思惑は、早晩必ずこの種の不始末な三カク(義理欠く・人情欠く・恥をかく)を暴露すると断言してよい。

・事業・財産を守ろうとする者は、常に怠らず、他人の意見に耳を傾けることが大切であると考える。

・寄附金を出す際には、当時として出せるだけのお金を出し、それ以上出すことの予約をしてはならない。何もかも一時金がよろしい。

・何事にも成功には、幾分か理性を抑えて情に負けることが大切である。

お金の貸し借り

いかなる場合にも、親戚知友にお金の貸し借りをしないに限る。他人の金融上の保証人には決してならない。

・信用させる人にはお金はくる。彼らは信用されないからお金借りをお願いにくる。貸し借りはお金と親戚友人を失う。

・実際の話が、その身を落とし、生活を切り詰め、労苦をいとわず働くことを覚悟すれば、他人に不義理もせず、泣き言を持た込まず、独立独歩の世渡りは出来るのである。

投資鉄則

・お金儲けは理屈でなく、実際である。計画でなく、努力である。予算でなく、結果である。その秘伝は心構えにある。

・失敗の後は追わないこと。

・儲けようと思えば人にも儲けさせること。

・商売には多少の色付けをしたとて、断じて不正直になってはならない。

サラリーマン訓

・自分一人があまりにも確信に満ちた態度で押し通し過ぎると、得てして周囲の反感を招きやすい。一応、周囲の思惑を考えること。

・いかなる場合・職務でも、自分にその実力があれば、与えられた当然の地位は敢然として引き受けるべし(決して自分を下卑しない)。

人を使うには使われること

・人の長となって、第一に注意することは、自分の知識や経験を事々に振り回さないこと。

・人の名前を、早く、正しく覚え込むこと。

・出来上がった仕事に携わった部下を、成果と共に発表すること。

・上長者たるものは、絶えず業務の意見を部下に求め、出来るだけ採用の形で取り入れること。

・叱り方として、「三つ褒めて一つ叱れ」 

・議論の際は、努めて他説を立てつつ、自説を説明すること。

・勉強を先回りして行うこと

・自惚れの大出しは禁物。目立たぬように、小出しにするに限る。

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