資産形成とは?~サステナブルな暮らしへ~

投資

現代社会の中でサステナブル(持続可能)な生活を送るためには、環境・社会にも配慮しつつ、私たちの暮らしの経済的なゆたかさ・持続性をもつことが不可欠だと認識しています。

足るを知る者は富む

「足るを知る者は富む」という言葉をご存知でしょうか。

「足るを知る者は富む」とは、老子が記した仏教の教えを説いた書物「道徳教」の一節が由来のことわざであり、「満足することを知っている人は、たとえ貧しくても心が豊かであること」という意味を持ちます。

「足るを知る者は富む」の例えには、以下が挙げられます。

  • 人間の欲望にはきりがないが、欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かである
  • 今ある現状を受け入れることで、満足感や幸福感につながることに気がつく
  • 必要以上の物を手にいれたいと欲求するのではなく、日常の小さなことや周囲の人へ感謝する気持ちを持つことで、心が豊かになり幸せにつながる。

現代社会で暮らす私達の生活では、日々の生活、子供の養育、医療、趣味、老後等においてお金が必要なことを言うまでありません。

私達の暮らしに「足るを知る者は富む」を当てはめてみると、勉学・仕事等を通じて努力し所得を増やし、適切に欲を治めた家計の管理を通じて、幸せに暮らすことだと捉えられるのではないでしょうか。

そして、家計管理を通じて貯蓄に励み、将来の生活や自分・周りの大切な人達への贈り物のために、余剰資金を投資し、資産形成を行うことが現代的な生き方だと思います。

FIREを意識した資産形成

最近では、FIREの言葉をよく見聞きします。

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。

FIREにおける経済的自立では、資産運用が前提となっています。若いうちに働いて投資元本を蓄財し、“運用益で生活できる”目途が立った段階でリタイアします。

FIREに関連する「サイドFIRE」では、生活費の全てを資産運用のみでまかなうのではなく、資産運用をメインにしながら、副業などの勤労収入と合わせて生活するスタイルです。例えば、リタイア後も週1~2日は自分の好きな副業をするなど、ある程度の収入を得る前提にすれば目標金額を引き下げられます。

私たちは早期リタイヤを想定していませんが、FIREを意識した家計管理・投資を行うことで、経済的なゆたかさ・持続性を確保すること(=経済的自由)を目指します

FIREを意識した行動を取ることで、家族の時間の確保、教育への投資、事業作りなどを通じた自己実現などを図っていきたいと考えています。

資産形成を通じ、自分を律し、社会に貢献する

私の尊敬する資産家の一人に、「本多静六」がいます。

彼は、日本の林学者、造園家、株式投資家であり、日本の「公園の父」と言われています。日比谷公園や明治神宮の設計に携わった方です。苦学して東大教授になり、勤倹貯蓄を処世訓として、貯金を元手に投資で巨万の富を築き、大学定年退官と同時に、匿名でほぼすべてを教育、公共の関係機関に寄付した人物です

私が社会人になり働き始めた頃に読んだ彼の書籍「私の財産告白」は、労働やお金について考える上で、非常に有益でした。「私の財産告白」のサマリーメモはこちらで読めます。

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私が、無料で素晴らしい庭園を散策し憩いの時間を過ごせるのは、彼のおかげです。死後も社会・人たちに恩恵を与えられる生き方は、とても感銘を受けます。

本多静六と私達では天と地の差ですが、本多静六の教えを参考に、少しづつ私達なりのやり方で社会に貢献したいと思います。

参考:
・TRANS.Biz .All「足るを知る者は富む」の意味や使い方は?続きの言葉や類語も紹介:https://biz.trans-suite.jp/57630#i-3
・大和証券:今話題のFIREを解説!資産運用で早期リタイアを実現する方法とは?

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