農薬の役割って何?安全なのか?

家計改善

我が家では、お野菜や果物、お米を選ぶ際には、本当に安全なのかを気にしています。

健康を考える上で、食は欠かせない要素ですね。

また、私達は食べ物の購入を通じて、地域の人達・生き物を環境を支える一助になれれば、より一層の幸福感が高まります。

巷では食品に与える農薬、肥料、添加物が話題になっています。

食品のパッケージに、国産、無農薬、無添加と記載されたものをよく見かけます。

何となく安全なイメージが湧きますが、本当に安全なのでしょうか?このモヤモヤが気になり、一度整理してみたいと思いました。

(農薬)

農薬とは、何でしょうか。

「農薬取締法」という法律で、農薬は以下の定義①②がなされています。

①農作物の生産上問題になる病害虫や雑草などを防除する。

②農作物の生理機能の増進や、抑制に用いられる薬剤(生理機能の増進とは、例えばメロンなどの果実をつきやすくしたり大きくしたりすること。)

つまり農薬とは、病害虫や雑草対策を行い、農作物の生産上での問題を解決し、安全な農作物を安定供給するためにあると理解できます。

ただ、化学肥料では環境負荷が増えます。そのため、有機栽培を通じて、環境負荷を軽減する農法があります。

農薬の安全性

現在の農薬は以下の特徴があり、安全性への過度な心配は不要のようです。

(1) 高活性   
・低薬量で効果がある(1960年代であれば1ha当たりkg単位で撒くのが一般的だったのですが、今ではわずか数g~数十gで充分に効果を発揮する。)
(2) 高選択性  
・防除したい生物のみに作用する(非標的生物に影響がない。つまり、人間に作用しない農薬を選べる)
・薬害を起こさない
(3) 低毒性   
・健康への影響を低減する(今は毒物に分類される農薬はほとんどなく、農薬全体の約80%が普通物。)
(4) 易分解性  
・農作物・環境中で分解しやく、残留性が低い。(法律上、土壌中における農薬が半分に分解される期間をさす「半減期」が180日を超えてはいけない。最近では全農薬の60%は半減期は10日以内とのこと。)

残留農薬とは?

しかし、最近「残留農薬」という言葉をよく耳にします。これは安全なのでしょうか。

残留農薬の安全性は、量で決まります。

その量の目安は、ADI(一日摂取許容量)を超えているかどうかです。ADIとは、農薬を毎日、一生涯摂取しても健康に問題のない量のことです。

外国産野菜の農薬は大丈夫なの?

残留基準と深い関係にあるのが、「使用基準」です。

使用基準とは、ある農作物に使って良いと登録された農薬を、どのくらいの量で、どの時期に、どのような方法で、何回までは撒(ま)いて良いなどと決めたものです。

各国では日本のものとは異なる残留基準などが設定されています。

それでは、外国産野菜は危険かというと、そうではなく、日本に輸入される場合には、日本の残留基準をクリアすることが求められます。

我が家の農薬への向き合い方

これまでの内容を振り返ると、国内のスーパーや農協等の一般市場に流通する野菜に対する農薬への安全性への心配は、特に気にする必要はないようです。

しかし、化学肥料では、環境負荷が心配です。

仮に野菜に対して適切に農薬を使用しても、土壌や周りの生き物への影響がどうなるのかも気になります。

インフラが未熟なエリアなら、土壌汚染から連鎖的に河川汚濁や海洋汚染にまで影響しないか気になります。

その意味では、健康的かつ環境保全につながる食生活のためには、できる限り農薬を抑えた良質な青果物を購入することが望ましいように思えます。

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出典:農薬の役割って?安全なの?https://www.ajinomoto.co.jp/products/anzen/know/chemicals_01.html





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