アセスに関し、対象の異なる複数の事業の初めから最後までを確認し、事業や業務実施手順を整理する
那覇空港滑走路増設事業の事例
以下、報告書の内容になります。
- 報告書とは:事業実施における環境保全措置(回避・低減・代償)の実施状況について伝えるもの。
- 報告書の手続き:①工事中・供用後に実施した事後調査内容、②工事中・供用後の事後調査前後の環境状況に応じて講ずる環境保全措置、③不確実な環境保全措置の状況について、工事終了後に図書にまとめ、報告・公表する。
事後調査及び環境監視調査の項目、手法及び結果
・調査項目の選定:事後調査及び環境監視調査の実施の有無を、下表のように整理する。その上で、調査の時期・手法・地点を決める。
環境保全措置の内容、効果及びその不確実性の程度
例えば、陸域生物・生態系に係る環境保全措置を、下表のように整理する。
例えば、サンゴ礁への環境保全措置として、移植があり、その方法・場所・モニタリング法・生育状況等の評価(移植効果や不確実性)が整理されています。
外部の意見の反映(専門家の助言、国・県・地方自治体の意見)
・専門家等で構成される、環境監視委員会の意見においては、委員会での指摘事項と対応方針を示す。
そのうち、事後調査の項目・手法の設定、ならびに事後調査の終了の判断に係る指摘を調査項目ごとに記載する。
・国・県・地方自治体の意見があれば、その対応についても記載しておく。
事後調査報告書に対し、県知事による環境保全措置要求があれば、下表のように要求内容と対応方法についても記載しておく。
報告書作成後に実施する、環境保全措置・事後調査・環境監視調査
・環境保全措置:実施する環境保全措置の内容を記載する。具体的には、下表のように、その保全措置の方法および実施内容・状況を整理しておく。
・事後調査:下表のように、事後調査の項目・手法・地点・時期を整理する。
・事後調査の体制も記載する。
・環境監視委員会の概要(開催頻度、公開範囲等)を記載する。
出典:
・那 覇 空 港 滑 走 路 増 設 事 業 に係 る報 告 書<http://assess.env.go.jp/2_jirei/2-5_toshokokai/index.html?id=91&keyword=&sort=asc&sortfield=jigyou>
・環境省、
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